DESIGN HOUSE

Le Logement de Paris パリの家

Le Logement de Paris (ル ロジュマン デ パリス)=パリの家

2016年の春の終わり頃に、Y様から弊社に直接お電話をいただきご自宅へお伺いさせていただいた時が、初めてY様ご家族にお会いした日でした。初めはお大規模改築をご要望されていらっしゃいましたが、ご自宅を大改築されても、高低差が厳しいお住まいにご要望に合った利便さは図れても、ご要望のオシャレなお住まいに改築するのは難しい旨をお伝えしました。

すると、しばらくして、「土地を見つけて購入する事になった」とのご連絡をいただきました。

Y様の行動力と決断の物凄い速さに驚きながらも、ご要望に合わせたビルトインガレージのあるプランや、照明器具や外構工事プランをご提案しました。
そして次のお打ち合わせの際に、ガレージをビルトインにはせず独立させたいとのことで、初めにご提案した平面プランが考えつくされているとおっしゃっていただき、その住宅部分のプランのまま建築することになりました。
その後、ご予算を組む為に大至急のお見積を作成となり、それから、物凄い勢いですべてが進み、地鎮祭・基礎工事・7月30日の上棟を迎えました。

制震ダンパーを取り入れた55坪の建築工事を約4か月半で完了させ、12月からは大規模な外構工事に入り2017年1月26日にお引き渡しとなりました。工事期間の5か月の間に、Y様ご夫妻とご一緒にカーテンや家具を見に行き、照明器具や外構の材料等をご提案し、現場にせっせと足を運び、大工さんに細かなデザインを説明し詳細図を描きながら作り上げ、電気・水道、床暖房等の工事も着々と進みました。
すべてをトータルコーディネートし、ご提供させていただきましたが走り抜けた6か月間でした。

通常ですと輸入のサーキュラー階段や外壁の石張り、珪藻土、室内のタイル工事などが含まれているので8か月はかかる現場でしたが、職人さんたちの協力の元、ご要望にお応えすべく、スタッフ一同向かい合いました。私、北原の30年以上の経験の中で、どの現場にもそれぞれ思い出がありますが、忘れられない現場となり、作品となりました。

さて、Y様からのプランのご要望は、地震に強い建物、天井の高さをできるだけ高く、そして奥様からは「パリのアパルトマンのようなデザイン」、床暖房の設置と言う4つのご要望でした。
改築のお話をいただいた時から、何度かご自宅へ訪問させていただいたり、弊社ショールームにいらしていただいている中で、Y様ご夫妻とお母様のテイスト・ライフスタイルが伝わってきて、奥様のご要望の「甘くなり過ぎずに」と言うご要望がはっきり見えてきて、そこに「クラッシックになり過ぎない」を加えさせていただいたコンセプトを加え、すべてをご提案させていただきました。
フランスのパリ、リオンに滞在していたときに見た上品でクラッシックな外観、そしてモダンさを加えた内装、イギリス在住の時に見ていたコテージのデザインとは、全く違ったパリの都会的なテイストを漂わせたモンマルトルのデザインをご提供させていただきました。

また、地震に強い制震ダンパー、ミューダムを20本設置し制震構造をご提供しました。
ゴム製やオイル式ダンパーは劣化の問題が懸念され、それらとは全く違ったミューダム制震ダンパーは劣化の問題が起こりにくい製品です。
地震国日本の中で、耐震、制震、免震、断震等々、いろいろな工法が開発されていますが、今現在、ミューダムがコストパーフォーマンスや信頼性を考慮すると一番良いと思っています。
日々、いろいろ研究され未来には、もっと強い建築工法が生まれると思います。

ご要望に合わせて1階の天井の高さを2550mm,折上げ天井の内部を2700mm確保するために、2階のLDKの給排水の配管をカバーするデザインで作り上げましたが、衣類などたくさんお持ちのためにクローゼットも充実させました。北側斜線、建築協定の1.5m以上の離れ確保などの厳しい建築条件の中の計画でしたが、容積率いっぱいでの建築でした。

未来に息子さんご家族が同居されるという予定です。

現場に行ったときに、ご近所の方々や通行人の方々から「素敵なお家ですね」とお声をかけていただきました。
これから、「ル ロジュマン デ パリスーパリの家」は、Y様ご家族のきずなを深め、楽しいご家族の中心になっていくと思います。
Y様ご家族と一緒に育てていただけたら、嬉しいです。
2017,2月20日