エス・デザイン株式会社 エス・デザイン一級建築士事務所

DESIGN HOUSE

ウインダミアの家4月11日撮影

60近くの国や都市に滞在して、そこで暮らす人たちの生活や時間の使い方、人生や家族や夫婦の思い、また年齢層の違いによる価値観の違い、そして社会的背景や文化の違いから変化する資本主義の社会状況などなど、いろいろ見てきましたが、最終的には自分を愛する、家族を愛する、仕事や友達を愛する(社会とつながる)そして他者や他国に心を寄せることにつながる生き方がベストかな?と思っています。そういう意味でも、家は癒される場所、エネルギーを充電する場所になることが必要だと思っています。

私がスコットランドやリバプールに住んでいた時や、たくさんの国や都市で出会った人々との会話や出来事から垣間見る事ができる家へのこだわりや、生きることで精いっぱいでそれどころではない状況下の人々の心の中にも、家へのこだわりが見えることはありました。それは生きる事への心の向き合い方だろうと感じていました。

スコットランドに住んでいた時に、車で何度もドライブしたウインダミア・湖水地方や、城壁に囲まれた私の子供たちが大好きだったチェスターの町や、蟹を買いに北の港へ2時間も車を走らせた思い出は、移住した国に戸惑いながらも温かなご近所との交流を思うと、”どの国の人たちも、人の心は変わらない”という思いでした。

家の階段を自分で塗ったから見にきてと誘ってくれた道を挟んで住んでいたドッツや裏庭に初めて家庭菜園をしようと取り組んだら、お隣のロシアからの移民のおばあちゃんが”あ~見てられないわね~こうするのよ”と鍬の使い方教えてくれたことや、反対側のお隣さんは庭のリンゴがたくさんなったからジャムにしなさいと籠いっぱいにくださり、また車が盗まれたときに、唖然としている私たちに代わって警察に連絡取ってくれた道を挟んで住んでいらしたご夫妻、人々は信頼と助け合いに満ちていました。そして、そういうお付き合いの中から日々の生活が当たり前のように重ねられていき、家庭にはそれぞれの色がありました。

家は、思い出を重ね、そして綴っていきます。私にとって、それぞれのイメージを整理し、ご提案し、まとめて作り上げるという作業はいつも変わりませんが、変わるものは住まい方の違いに応える事です。

今回のウインダミアの家は、まだ20代のS様ご夫妻がイギリスっぽいクラシックなデザインがお好きで、イギリスのコッツウォルズへ新婚旅行に行ってすっかり魅せられたということでしたので、法規上の問題で屋根勾配がきついコッツウォルズのデザインは無理でしたので、ウインダミアのデザインをご提案しました。   

室内は、”クラッシックな家具が先にありき”でしたので、その家具のデザインや色に合うコーディネートをご提案しました。色と電気配線へのこだわりが強かったS様ご夫妻は、きっと落ち着いた生活を目標にされているのだろうと感じていましたので、1Fのカーテンなどもクラッシックな柄をご提案しました。ご購入された家具は、素敵なクラッシック家具です! 

ということで、私が撮影した撮影日のウインダミアの家の写真を先にここに公開します。
5月には、いつも依頼しているキャメラマン、サムスタイルの吉田さんに撮ってもらった写真が上がってきます。 いつもアングルにうるさい私の要望に応えてくれることに、感謝しつつ、私も出来上がりを楽しみに待っています。
届き次第、HPの施工例にて公開します。
どうぞ、お楽しみにぃ~