DESIGN HOUSE

古材を蘇らせた光と風の片流れの家

初めての出会いから完成まで2年が過ぎました。 まずお土地を探していらっしゃるとのことで、弊社からもご紹介いたしましたが、なかなかぴったりの土地が見つからず、土地探しに費やした時間は、1年以上でした。それでも、お気に入りの土地が見つかり、ご購入されたとのご連絡をいただき、早速プランにかかりました。

お土地を探されている間、Y様ご家族とお会いしながら、ご夫妻の家創り関するご要望を伺いました。ご夫妻合わせてA4ファイルに約3cmの厚みのご要望書をいただきました。それを何度も何度も読み返しながら、ご夫妻のご要望やデザインのテイストを感じ取って、お打ち合わせを重ねました。

「丸が好き、無垢の手創り感のある温かみのあるものが好き、デザインはシンプルが好き、設備にはいろいろなこだわりがある」そういうご要望の中で、一番の重要な点は、光と風が入るということでした。お会いした時は、やはりデザイナーにご依頼して建てた注文住宅にお住みでしたが、環境とデザインや空間などにご不満を感じながら、日々のストレスを抱えながら、子育てには合わないとのことで、私・北原へのご依頼でした。
始めてお会いした際に、「どんぶり勘定での価格はお話しできずに、すみません」と、お話させていただきましたが、帰宅途中で「やっと出会えたね。本当のプロだといい加減な金額は言わないんだ」と言って奥様は泣いてしまったそうです。  その言葉の意味や私の姿勢をご理解いただいた初めての出会いでした。私も、先日、この言葉をお聞きして、「この仕事をしていて本当に良かった」と思えた瞬間でした。
古材を購入し、再生し、イギリス人のアーティスト・スティーブン・プール氏をご紹介させていただき、Y様のこだわりのすべて詰まった家が完成しました。

お引き渡し後に、奥様が、まず「今は、夢は叶うんだと思っています。こんなに明るくて、どこも全部が大好きです。こんなに素敵な家を創ってくださって、この家に似合う人になりたいです」と言ってくださった言葉は、生涯忘れられない言葉になって、私の心の奥に輝いています。
私こそ、Y様ご夫妻、子供たちも含めたファミリーにお会いできたことを、心から感謝しています。